風間直樹のON&OFF

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ラ・フォル・ジュルネ

 連休中、東京国際フォーラムで開催されていた「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に行ってきました。

「ラ・フォル・ジュルネ」は1995年にフランスで始まりました。「ロックコンサートのように大勢のお客が楽しめるクラシックの音楽祭を実現したい」との願いで始まったこの音楽祭は第一回にクラシックでは画期的な2万人の観客を集め、第15回の今年は本国フランスで12万枚のチケット販売枚数を記録。クラシックの一大イベントに成長しました。


観客を呼ぶ工夫として「45分程度の公演時間」・「チケットの低料金化」・「同じ場所で複数の公演を行う」・「多くの無料演奏会の企画」等があり、これにより気軽に来場しアーティストと交流を図ったり、食事やお茶をしたりと、一日中お祭り気分で楽しめるというものです。



東京での公演は2005年から始まり、今年は20万枚のチケット完売を記録しました。
「クラシックは厳粛で厳格。聴く側にも高い教養がなければならない」などの偏見を取り除く結果をもたらしています。



解説によると「ラ・フォル・ジュルネ」というイベントのタイトルは、モーツアルト「フィガロの結婚」の原作でフランス革命のきっかけになったボーマルシェの戯曲「ラ・フォル・ジュルネ(狂った1日)、あるいはフィガロの結婚」からとったそうです。クラシック界の常識を覆す革命を起こしたいとの願いを込めているそうです。



さて、今年のテーマは「バッハとヨーロッパ」です。バッハ好きの私としては聴きたい公演が沢山あったのですがチケットが取れない・・・。
知人に頼んでなんとか2公演取ってもらいました。
公演に先立ち一流プレイヤーによる無料公開レッスンなるものを観にいきました。いろいろな楽器で、かつ様々なレベルでこの催しは行われていたようですが私が観たのはバイオリンの上級クラス。講師はフランスの人気指揮者でバイオリニストのジャン=ジャック・カントロフ。実はこの後私が聴いた公演もこの人が指揮したものでした。
課題曲はバッハの無伴奏!(まーた難曲ですなあ、生徒役の方も凄いですが、まあマスタークラスなので将来のプロってところでしょうか)でした。
ボーイングを中心に講習。アップ・ダウンの弓使いとその意味などとても参考になりました。
そういえば自分の発表会もあるのだなあ・・・と思いつつ。

最初の公演は公演No.313
バイオリン協奏曲第1番イ短調
バイオリン協奏曲第2番ホ長調
2つのバイオリンのための協奏曲二短調

この公演でちょっと驚く事がありました。
「2つの〜」の演奏中バックのオケと2人のバイオリン奏者がなーんとなく合ってないように聞こえます。かなり遠くの席だったのでタイムラグ?と思っていたのですがどーもシックリこない。なんか変だなあと思っていました。あんまり上手じゃないような・・・。演奏が終わったあとのアンコールで、なんと同じ曲を演奏するではありませんか。これにはビックリでした。何が起こったのか良く分かりませんでした。
全て終わった後、最前列で聴いていた知人に聞くと、演奏の序盤でメイン2人のバイオリン奏者のうち一人が早く弾き過ぎてテンポが狂ってしまいオケと合わなくなり、もう一人が何とかテンポを合わせようとするあまり演奏が止まってしまい、その後曲に入れなくなるありさまで結局最後までテンポが合わずにバラバラのまま曲が終了してしまったとのこと。一人は泣きそうになりながら演奏しており、指揮者にも収拾付かずの状態になったようです。その結果アンコールで弾き直し。ということが分かりました。

コンサートは私も沢山聴いていますが、こんなことは初めてでした。
でも、不思議と「けしからん!」とか「金返せ!」とは思いませんでした。もちろん本当はあってはならない事なんでしょうが、「プロ」でもそういう事が有るんだ!というのが認識できて面白かった(不謹慎でスミマセン)。「プロ」もやはり人間なんだという安心感というかなんというか。絶対にミスしない、ミスをしないのがプロと思っていましたから。
今回の件で、数百人数千人の観客の前で演奏するプロだってミスすることはありえる(だって、人間だもの。みつを)。ド素人の自分が趣味で弾く演奏など完璧に弾ける訳きゃあ無い!(キッパリ)と楽器演奏に対する無駄な肩の力が抜けた気がしました。素人は演奏が楽しければ良い!!と再認識。楽しみの為にやっている訳ですからね。同時にノーミスで一曲を弾き切ることの難しさも奏者の立場で実感。良い経験でした。

次の公演まで時間があったので食事をしたり無料演奏会を聴いたりしました。


オリジナルグッズのお買いものやお茶や食事もできます。


ホールでの無料演奏会の様子。「G線上のアリア」と、おなじみ「トッカータとフーガ」を演奏!!


もう一つの公演は公演No.314
管弦楽組曲第3番ニ長調
4つのバイオリンのための協奏曲ロ短調(ヴィヴァルディ)
4台のピアノのための協奏曲イ短調(原曲ヴィヴァルディ・編曲バッハ)

これは面白かった。「4つの〜」はCDでは良く聴く曲なのですが4本のバイオリンがどうやって交互に弾いているのか初めて知りました。
チェコの人気バイオリニスト、シュポルツルが弾く青いバイオリンというのを初めて見ました。本当に青いです。真っ青(笑)。当然特注らしいのですが、ということは何色でも作れるのでしょうか?エレクトリックバイオリンは様々な色がありますがアコースティックバイオリンで緑や紫、ピンクなんて面白いですね。誰か創らないかしら。(赤や黄色っぽいのはありますね)
そしてこの曲のバイオリンをピアノに置き換えた「4台の〜」ではグランドピアノを横一列に4台並べて弾くという圧巻の演奏を聴けました。演奏もさることながらこの光景に驚きました。

あまりに珍しいので写真に残したかったのですが、演奏中は撮影禁止なので公演が終わってから片付けの様子を撮影しました。
初めてみる光景に感動しました。スゲー!!

昨年は会期が一週間程だったようですが、不況の影響からか今年は5月3日〜5日の3日間と短めでなんとなく慌しく、ゆっくり楽しめなかった感じがしました。折角のイベントです、来年は1週間くらいかけて、ゆっくりとやってほしいですね。










 

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